【総評】プロ野球開幕一か月が過ぎて!! パリーグ編
プロ野球は開幕して、はや一か月が経ち、ここまでのパリーグ6球団の総評を行いたい。
↓4月30日までの順位
1.西武
2.日本ハム
3.ソフトバンク
4.ロッテ
5.オリックス
6.楽天
開幕スタートに成功した西武が2位の日本ハムに5.5ゲーム差をつけ、頭一つ抜け出している。そして、元メジャーリーガー・ロドリゲスを筆頭に、昨年からかなり良くなった先発陣の好調で試合を作っている日本ハムが2位。昨年の日本一球団・ソフトバンクは打線の不振、そして、サファテ・岩嵜など投手には多数の故障者続出する中、3位と健闘しているといった開幕からの一か月。
そこで各球団の総評。
●西武
中村・メヒアと打撃不振な選手がいる中、その他の選手が打撃好調で、1番から6番までの打率が3割を超えている打線は相手投手を委縮させる。今年の西武は打線だけでなく、先発陣の頑張りもあり、12球団トップのQS率は驚異の70%と試合を作っている。
【今後のポイント】
<投手>
これまで打線が活発なだけに目立っていないが、開幕前から不安視されている中継ぎ以降にまだ不安あり。平井⇒ワグナー⇒増田を勝ちパターンとして考えられるが、中継ぎ以降はもう少し強化したい。
<野手>
金子 侑司。
昨年、打率272を記録し外野の一角を手にしただけに、ここまでの打率が1割台と使ってもらっている監督の為に恩返ししたい。足が使えるだけに、昨年の打撃が戻るのを待ちたい。
●日本ハム
昨年のQS率が前代未聞の38%と不甲斐ない成績から、今季は60%を超えており、試合を作っている試合が多い。それだけに打線がどれだけ点を取ってくれるか。
【今後のポイント】
<投手>
マーティン・増井と抜けた穴をいかに補うかだが、駒は揃っているがまずは試合を作れる先発陣。
<野手>
三振の多い選手が多い打線だけに、いかにチャンスを作り好機で打てるか。
●ソフトバンク
けが人続出なだけにレギュラーが確立できない中、いる中で頑張りたい。
【今後のポイント】
<投手>
先発陣がいかに試合を作り、長いイニングを投げてくれるか。
<野手>
内川・デスパイネの復調。
●ロッテ
監督が代わり、打者の考え方が変わったのかセンター中心の打撃がみんなに浸透しているように思える打線に、昨年不調だった先発投手の復調から今後に期待!!
【今後のポイント】
<投手>
石川・涌井・ボルシンガーに次ぐ先発投手。シェパード⇒内の流れにどう繋ぐか。
<野手>
攻守のキーマンに鈴木大地とルーキーの藤岡・菅野。
●オリックス
復調が待たれるエース・金子千尋と迷走中な福良監督
【今後のポイント】
<投手>
エース・金子の復調と守護神・増井の安定感。
<野手>
福良監督が選手との信頼関係が築けるか。
●楽天
外国人頼みの打線の梨田監督采配。茂木以外の若手が出てくるか。
【今後のポイント】
<投手>
Wエース・則本、岸に次ぐ勝ち頭。
<野手>
外国人の三人衆。
今後の予想
このまま突っ走りそうな西武の勢いはまだまだ止まる気配はなく、どの球団が勢いを止めるのか。先発投手陣の頑張りによっては順位をあげてきそうなのがロッテ。シェパードから内の勝ちパターンが確立しつつある今シーズンは、復活の石川と涌井・ボルシンガーに続く投手が現れるなら上位進出もありうる。そして、3人の外国人を擁する打線が昨年同様の大爆発を見せれば、間違いなく上位進出してきそうな楽天。
その反対に順位を落としそうなのが三振の多い打者を揃える打線の日本ハム。打線が振るわず点が取れないのではないかと…。しかも、今日から清宮が1軍に昇格するそうで、とうとう起用法にまで悩まされる。昨年が昨年だけに好調の先発陣がこのまま続くとも思えない。
今日から5月。只今、GW中だが1か月後どのように順位に変化が起きてるか。